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2007年 02月 28日
一昨日の夜、「六ヶ所村ラプソディー」を観に行ってきました。
今までこういう事実を知らなかった事、また、知る機会が無かった事に愕然としました。 2004年青森県六ヶ所村に使用済核燃料再処理工場がほぼ完成し、今年3月から試運転が始まりました。この試運転によって、微量とはいえ、工場の煙突から放射性物質の排出が始まりました。 この再処理工場が本格的に稼動を始めると、1日で原発で出す1年分の放射能を海と空に流すことになります。 核燃側は大量の海水で薄まるので汚染はないと言っているそうです。 放射性物質を管理する手順、方法についても安全で心配ないと。 目に見えないもの、今までに無かったものに対してなにをもって「安全」と断言できるのか? 実際、原発での事故はいくつも起こり、放射能の汚染については原爆、チェルノブイリ、劣化ウラン弾、いくつもの悲惨な出来事があるのにどうしてそれを「安全」といえるのか? 六ヶ所村の再処理工場の計画は40年ほど前から起こったことだそうですが、漁師の方々の激しい反対運動があったそうです。しかし機動隊、海上保安庁の出動により海域調査が強行され、漁協に1億円が渡され、お金と権力によって海は漁民の手から奪われていきました。 六ヶ所村の再処理工場の建設に関しては、なんら民主主義手続きが取られていないそうです。 現在、高知県東洋町の核処分場問題がありますが、最初の文献調査には住民と知事の同意は必要ないそうです。何も変わっていないのだと思いました。 以前「都会」と言われる場所に住んでいた私は、自分から遠い場所にごみの処分場や原発ができても、対岸の火事程度にしか感じていませんでした。 でも、遠いとか近いとかは関係ないのだということが分かりました。 汚染は雨、風、海流、また汚染物質を含む食べ物となってやってくるからです。 冬に美味しい青森のりんご、岩手の雑穀、料理に欠かせない海草・・数え上げればきりがありません。 「そういうの食べないから関係ない」ではないと思います。 人間は自然と離れては生きていけないと思うのです。 仕事のストレスで疲れて、慢性的に体調が悪かったとき、休みの日はいつも山や川へ行ってなんとかバランスを保っていました。 そして今「食」について勉強をしていて、人間の身体にとって食べ物がとても大切だということをひしひしと感じています。その食べ物が放射能で汚染されてしまったら。 もう足元からひっくり返される感覚です。 今の私たちの生活はエネルギーと切り離しては考えられません。 でも、各個人が少しずつ考えてエネルギーを使うことで物事はものすごく変わると思うのです。 今自分が当たり前にしているこの行為は本当に必要なのか?と考えてみること。 無駄な夜更かしをやめてみる。 待機電力を減らすように意識する。そのほか色々。 12年間無農薬でお米を作ってきた青森のKさんは直売先のお客さんに六ヶ所村の再処理工場のことを正直に伝えました。そうするとやはり何人かはやはりこの先のお米を断ってきたそうです。「六ヶ所村ラプソディー」の中でここがもっともこたえました。 都会に住み、このエネルギーがどこから来ているのか、このエネルギーの裏側でどんなことが起こっているのか知らないままにエネルギーをどんどん使い、一方で安全な食品を求め宅配で取り寄せたりする。ここにも矛盾を感じます。 この映画を観るまで私も全く知らないことでした。 一昨日この映画を観てからものすごくいろんな事を考えました。 こういう情報が今までニュースにも出てこないという事にも不公平さを感じます。 知らなければ意思表示ができません。 出来ることとしては自分の周りの人にこのことを伝えていくこと、エネルギーの使い方をもっともっと考えること。 笑顔でいること。 参考資料としてとり急ぎ映画のパンフレットを買いました。 ご興味のある方はご一報下さい。
by orukka
| 2007-02-28 23:30
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